Alteryxで累計を出力する
こんにちは。Alteryxサポートエンジニアとして勉強中のスズです。
今回はAlteryxで累計を出力する方法についてご紹介します。
累計を出力する
作成するワークフローは以下の通りです。
- Text Inputツールでデータを入力
- Running Totalツールで累計を出力
- Browseツールでデータの確認
[In/Out]->[Text Input]では、以下のデータを入力しています。
[Transform]->[Running Total]を追加し、Text Inputツールと接続します。[Create Running Total]では、累計するデータの列を選択しますので、今回は「Price」を選択します。
[In/Out]->[Browse]を追加し、Running Totalツールと接続、実行して結果を確認します。
「RunTot_Price」という列が追加され、「Price」の累計が出力されていることが確認できました。
日付ごとに累計を出力する
今度は日付ごとにデータの累計を出力します。前項のワークフローに[Transform]->[Summarize]を追加したワークフローを作成します。
- Text Inputツールでデータを入力
- Summarizeツールで日付でグループ化
- Running Totalツールで累計を出力
- Browseツールでデータの確認
Text Inputツールで入力するデータは前項のワークフローと同じデータを使用しています。
Summarizeツールを追加し、Text Inputツールと接続します。Summarizeツールでは、「Date」列を[Add]->[Group By]でグループ化、「Price」列を[Add]->[Sum]で合計を出力するように設定します。
「Sum_Price」列が追加され、日付ごとに「Price」の合計が出力されるようになりました。
Running Totalツールを追加し、Summarizeツールと接続します。[Create Running Total]には「Sum_Price」を選択します。
Browseツールを追加し、Running Totalツールと接続、実行して結果を確認します。
「RunTot_Sum_Price」列が追加され、日付ごとに累計が出力されるようになりました。
累計を棒グラフにして出力する
今度は累計したデータを棒グラフにして出力します。前項のワークフローに[Reporting]->[interactive Chart]と[Render]を追加したワークフローを作成します。
- Text Inputツールでデータを入力
- Summarizeツールで日付でグループ化
- Running Totalツールで累計を出力
- Interactive Chartツールで棒グラフを出力
- Renderツールでファイルに出力
「3.Running Totalツールで累計を出力」までは前項のワークフローと同じです。
Running TotalツールとInteractive Chartツールを接続、一度ワークフローを実行してデータを引き渡し、Running Totalツールの[Configure Chart]を使用できるようにします。[Configure Chart]を開き、[Layer]タブから[Add Layer]をクリックしてレイヤーを追加します。[Type]に「Bar」、[DATA]の[X]に「Date」、[Y]に「RunTot_Sum_Price」を選択します。[Name]には棒グラフのデータとして「Total_Price」と入力します。
Interactive ChartツールとRenderツールを接続します。今回はHTMLファイルとして出力するため、[Output Mode]に「Temporary HTML File」を選択します。
ワークフローを実行します。出力されたファイルは、メッセージの中のリンクから確認できます。
リンクをクリックしてみます。
HTMLファイルとしてチャートが出力されました。
最後に
今回はAlteryxで累計を出力する方法をご紹介しました。これからもAlteryxの機能についてご紹介していきます。
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